工学研究院 システムの創生部門
理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻
研究概要
伝熱工学(特に,伝導伝熱,対流熱伝達,気液相変化熱伝達)をベースとして,熱輸送デバイスや熱交換器の高性能化を目的とした基礎・応用研究を行っています.以下,3つのテーマを紹介します.
(1) 不均一熱負荷並列ミニチャネル内沸騰流の熱伝達特性および流量変動特性に関する研究
(2) 自励振動ヒートパイプの動作原理および熱輸送特性に関する研究
(3) 湿り空気の結露および流下特性に関する研究
アドバンテージ
・マイクロチャネル内沸騰流の熱伝達特性に関する実験経験より,比較的小さい温度差を高精度に測定し,熱伝達率を正しく評価するノウハウを有しています.
・伝熱工学に関する数値流体力学(CFD)のノウハウを有しています.
事例紹介
これまでに参画した産学連携のテーマを下記に示します.
・シェブロン型プレート式熱交換器における超臨界圧冷媒流の熱伝達特性に関する研究
・火力発電所ふく射ボイラ内過熱器の伝熱特性に関する研究
・低重力環境下における液体挙動に関する研究
主な所属学会
日本冷凍空調学会 / 日本機械学会 / 日本伝熱学会
主な論文
『Simulation model of boiling heat transfer and flow maldistribution in parallel mini-channels heated unequally』・「International Journal of Heat and Mass Transfer」・2022
『Numerical simulation of flow and cooling heat transfer of supercritical pressure refrigerants in chevron-type plate heat exchanger』・「International Journal of Heat and Mass Transfer」・2021
『不均一熱負荷並列ミニチャンネル内沸騰流の熱伝達特性』・「日本冷凍空調学会論文集」・2018