大学院国際社会科学研究院
教授 原 俊雄ハラ トシオ
簿記および財務会計の理論・制度・歴史について研究している
近年は簿記および会計教育に関する研究を行っている。簿記教育が財務諸表の作成機能に偏重している風潮に対して,簿記の重要な機能である財産・損益管理機能を重視した研究を行っている。
研究分野 - 分野
社会科学
研究分野 - 分科
経営学
研究分野 - 細目名
会計学

キーワード
簿記 / 財務会計 / 簿記教育 / 会計システム

相談に応じられるテーマ
会計情報の作成,活用

所属
大学院国際社会科学研究院
先進実践学環
経営学部 経営学科
国際社会科学府 経営学専攻

E-mail
hara-toshio-vd@ynu.ac.jp

研究概要

当初はイギリス,アメリカの古典簿記書の研究を行っていました。この歴史的研究に加えて,近年のイギリス,アメリカの会計学の教科書などを素材に,会計教育の国際比較を行っています。簿記・会計教育の歴史的・国際的研究を行っています。

アドバンテージ

歴史的・国際的視点による研究であり,時代を超えても変わらないものと時代とともに変える必要のるものを明らかにしている。

事例紹介

主要著書,日本簿記学会簿記理論研究部会の部会長として編纂した『簿記と帳簿組織の機能』では,ICT化が進展する中,帳簿組織はいかにあるべきか,過去・現在・未来,すなわち時間的分析の視点から検討を行い,現在については諸外国の現状,すなわち空間的分析も行っています。

主な所属学会

日本簿記学会 / 日本会計研究学会 / 日本会計史学会

主な論文

原俊雄(2023)「財務報告の展開と簿記教育」『簿記研究』第6巻第2号
原俊雄(2005.09)「公会計の企業会計化に関する再検討」『会計検査研究』第32号
原俊雄(2008)「簿記教育上の諸問題-Book-keeping Triviaー」『横浜経営研究』第29巻第1・2号

主な著書

原俊雄編著『簿記と帳簿組織の機能-歴史的・国際的視点から-』中央経済社 2019
原俊雄・高橋賢編著『テキスト会計学講義(第2版)』中央経済社 2022