理工学部 数物・電子情報系学科 情報工学EP/
総合学術高等研究院(IMS)主任研究者
教授 白川 真一シラカワ シンイチ
人工知能分野の研究、中でも柔軟性の高い最適化手法である進化計算、
データから知識を獲得する機械学習・深層学習、
画像処理・認識といった技術の研究開発を幅広く行っている。
ディープニューラルネットワークの構造を自動設計することで、誰でも使える深層学習技術の実現を目指している。また、適用範囲の広い最適化法である進化計算のアルゴリズム開発や応用研究にも強み。実問題応用や、他分野の研究者との共同研究も実施している。
研究分野 - 分野
情報学
研究分野 - 分科
人間情報学
研究分野 - 細目名
知能情報学

キーワード
人工知能 / 進化計算 / 機械学習 / 深層学習 / 画像認識

相談に応じられるテーマ
機械学習・深層学習に関する研究 / 進化計算などのブラックボックス最適化法に関する研究 / 機械学習や深層学習,進化計算技術の実問題への応用 / AutoML(自動機械学習)やNeural Architecture Searchに関する研究

所属
大学院環境情報研究院 社会環境と情報部門
大学院環境情報学府 情報環境専攻
理工学部 数物・電子情報系学科 情報工学EP
総合学術高等研究院(IMS)主任研究者
先端高等研究院
先進実践学環

E-mail
shirakawa-shinichi-bg@ynu.ac.jp
ホームページ

研究概要

コンピュータで知的な情報処理を実現しようとする人工知能分野の研究をしています。その中でも、柔軟性の高い最適化手法である進化計算やデータから知識を獲得する機械学習・深層学習といった技術の研究開発を幅広く行っています。これらの技術に関して基礎アルゴリズムの開発と実問題への応用の両面から研究を進めています。

アドバンテージ

研究テーマの一例として、深層学習(ディープラーニング)で使用されるニューラルネットワークの構造の自動設計技術があります。従来は人手で行う必要があったディープニューラルネットワークの構造設計を自動化することで、コストの削減や使いやすい深層学習技術の実現を目指しています。また、適用範囲の広い最適化法である進化計算のアルゴリズム開発や応用研究にも強みがあります。さらに、機械学習、深層学習、進化計算といった技術の実問題応用や、他分野の研究者との共同研究も実施しています。

事例紹介

ニューラルネットワークの構造探索技術(Neural Architecture Search)の開発

確率モデルに基づく進化計算アルゴリズムの開発

深層学習によるジェスチャの自動生成

強化学習による船舶の自動着桟制御

機械学習をはじめとする人工知能技術を活用した分野融合研究など

主な所属学会

IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) / ACM (Association for Computing Machinery) / AAAI (Association for the Advancement of Artificial Intelligence)

主な論文

『Evaluation of Text-to-Gesture Generation Model Using Convolutional Neural Network』 「Neural Networks」2022
『Finite-Sample Analysis of Information Geometric Optimization with Isotropic Gaussian Distribution on Convex Quadratic Functions』 「IEEE Transactions on Evolutionary Computation」2020
『Adaptive Stochastic Natural Gradient Method for One-Shot Neural Architecture Search』 「36th International Conference on Machine Learning (ICML)」2019

主な特許

特許第5011533号 「進化計算システム及び進化計算法」
特許第6312512号 「遠隔見守りシステム」

主な著書

「これからの強化学習」森北出版 2016